にじマネについて

nizima Manager for FaceRig 「にじマネ」は、書き出しデータ形式のLive2Dモデルを、FaceRigで使用するために必要な設定を「登録・保存・編集」することができるアプリケーションです。

アプリ開発元:株式会社Live2D

  • Windows版のみの提供となります。
  • 現在にじマネは、FaceRigへの設定にのみ対応しておりますが、そのほかのアプリケーションについても対応していく可能性がありますのでご期待ください。

インストール

1. ダウンロードしたSetup.exeを実行し、インストーラーを起動します。

2. 画面に従って [次へ] を押下してください。

3. インストールフォルダを指定し、 [次へ] を押下してください。

4. [次へ] を押下してください。

5. 使用許諾契約の内容をしっかりご確認の上、「使用許諾に同意します。」を選択し、 [次へ] を押下してください。

6. [次へ] を押下してください。

7. [インストール] を押下してください。

8. インストールがはじまりますので、そのままお待ちください。

9. [完了] を押下します。

  • 既に nizima Manager for FaceRig がインストールされている場合、自動でアンインストーラが起動するので、ダイアログに沿ってアンインストールしていただきます。

起動

「スタートメニュー」からインストール時に指定した名称のアイコンをクリックしてください。ショートカットが見つからない場合は「インストールフォルダ」内の「nizima_Manager_for_FaceRig.exe」を実行してください。

  • 起動時に「VCRUNTIME140_1.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。」というエラーが表示された場合はこちらから「Visual Studio 2015、2017、および 2019 用 Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をダウンロードし、インストールすると解決する可能性があります。

起動画面

画面構成

にじマネは、4つのエリアで構成されています。

エリア名説明
ツールバー・アプリアイコン・アプリ名・アプリバージョン情報を表示しています。
・ウィンドウを縮小化・最大化・閉じる(アプリ終了)などの操作ができます。
・ツールバーをドラッグアンドドロップすることでウィンドウを移動することができます。
※ウィンドウのサイズ変更はできません。
メニューバーメニューバーをご確認ください。
各種設定選択タイトルをクリックすることで対応する設定内容が表示されます。
各種設定各種設定をご確認ください。

メニューバー

File

メニュー名説明
モデルを開くFaceRigで使用したいLive2Dモデルを開きます。
ショートカットキー [Ctrl]+[O]
モデル登録設定中のLive2Dモデルをモデル選択画面で設定されているFaceRigフォルダに保存します。
ショートカットキー [Ctrl]+[R]
保存設定中のLive2Dモデルを指定のフォルダに保存します。
ショートカットキー [Ctrl]+[S]
FaceRig起動FaceRigを起動します。
ショートカットキー [Ctrl]+[F]
FaceRigのモデル保存先を開くモデル選択画面で設定されているFaceRigの保存先を開きます。
ショートカットキー [Ctrl]+[D]
終了アプリを終了します。
ショートカットキー [Ctrl]+[Q]
  • モーションやパラメータの設定が不要な場合(cfgファイルが既にある等)、model3.jsonを読み込んで、 モデル登録(Ctrl+R)FaceRig起動(Ctrl+F) で、すぐにFaceRigでアバター体験を楽しめます。

Help

メニュー名説明
マニュアルこのページが開きます。
nizimaホームページnizima が開きます。
Live2Dホームページ株式会社Live2DのWEBサイト が開きます。
バージョンバージョン情報を表示します。
画面外をクリックすることでモーダルウィンドウが閉じます。

各種設定

4つのStepでLive2DモデルをFaceRig用に設定・登録します。

step 1. モデル選択

FaceRigで使用したいLive2Dモデルを選択します。FaceRigで使用できるモデル形式をご確認の上、Live2Dモデルを選択してください。

1. FaceRigの標準インストールフォルダが見つかっていれば、自動でFaceRigフォルダが登録されます。

2. FaceRigの標準インストールフォルダが見つからない場合は、 [FaceRigフォルダ登録] を押してFaceRigがインストールされているフォルダを指定してください。

3. 読み込みたいモデルを選択してください。

読み込みたいモデルの「*.model3.json」ファイルを点線で囲われているエリアにドラッグアンドドロップしてください。

または、エリア内をクリックすることでファイル選択画面が表示されます。

前回設定したモデルを再設定したい場合は、 [前回のモデルを読み込む] を押下してください。

4. モデル選択のチェックがグリーンになれば、読み込み完了です。

Live2Dモデルにすでにモーションが登録されている場合は自動的に「モーション登録」のチェックもグリーンになります。

  • クリッピングマスクに関する警告のあるモデル、model3.jsonに誤ったパスが登録されているモデルなどを読み込むと動作が停止することを確認しています。動作が停止した場合には、モデルの書き出しやフォルダ構成に不備が無いかご確認ください。

5. 「次へ」をクリックすることでモーション登録画面に遷移します。

step 2. モーション登録

1. step 1.で読み込まれたモデルが表示されています。

  • モデルビュー上にて、ホイール上下でモデルの拡縮・ホイール押し込み&ドラッグでモデルの移動ができます。
  • 現在、Live2Dモデルファイル内にFaceRig設定用の「cfgファイル」が存在していても反映されません。
  • Live2Dのモデル設定でモーションが登録されていて、モーションファイルへのパスが正しい場合、モーションファイル名の一覧が表示されます。また、インデックス順に自動でキーを割り振ります。
  • 「motions」という名前のフォルダに格納されたモーションファイルは、モデル登録時に自動でコピーされます。既存のcfgファイルを使用したい場合は、motionsフォルダにモーションファイルが格納されているかご確認ください。

2. 現在読み込まれているモーションを再生したい場合は、モーション名をマウスホバーしてください。

3. 各キー( Q, W, E, R, T, Y )にモーションを登録します。

キーの登録

1. [モーションのショートカット登録] に配置されている登録したいキーを選択します。

2. [ショートカットで制御する操作] に配置されている登録したいモーション名を選択します。

登録キーの動作確認

キーボードで1.で選択したキーを入力します。または、画面左下に表示されている [ショートカットキー] の1.と同じキーを選択します。

4. Live2Dモデルに予め登録されていないモーションが追加できます。

読み込みたいモーション「*.motion3.json」ファイルを点線で囲われているエリアにドラッグアンドドロップしてください。

  • モーションはLive2Dモデルにより設定値などが異なります。設定中のLive2Dモデル専用のモーションをご利用ください。

step 3. パラメータ登録

1. step 1.で読み込まれたモデルが表示されています。

[ショートカットで制御するパラメータ] は、ID表示 ⇔ Name表示 の切り替えが可能です。

  • Live2Dモデルに設定されているパラメータが表示されます。パラメータを追加・変更・削除したい場合はモデルを改修する必要がございます。モデル制作者様にお問い合わせください。
  • にじマネ上でパラメータ用キーの登録を行わず、以下のパラメータがLive2Dモデルに存在する場合は、FaceRigのデフォルトで以下のように割り振られます。

    Z: ParamCheek
    X: ParamTear
    C: ParamRage
    V: ParamHairFluffy

2. 各キー( Z, X, C, V, Shift+Z, Shift+X, Shift+C, Shift+V )にパラメータを登録します。

キーの登録

1. [パラメータのショートカット登録] に配置されている登録したいキーを選択します。

2. [ショートカットで制御する操作] に配置されている登録したいパラメータID(または名前)を選択します。

3. [パラメータのON/OFF値] で、選択中のパラメータのON・OFFの値をそれぞれ入力します。有効範囲は各パラメータごとに設定されていますので、表示中の範囲で設定を行ってください。

登録キーの動作確認

キーボードで1.で選択したキーを入力します。または、画面左下に表示されている [ショートカットキー] の1.と同じキーを選択します。

step 4. 詳細情報

任意でモデルの位置調整やアイコンなどが設定できます。

  • Ver1.1.0で追加された項目です。項目が表示されていない場合は、最新版をダウンロード してアップデートしてください。

1.モデルの位置設定とモデルのズーム設定を行います。

モデルの位置・ズームの設定は2つの方法で設定することが可能です。

モデルの位置・ズーム設定に使用する画面

プレビュー画面

マウス操作でモデルの位置やサイズを設定できます。

フルスクリーン

クリックすると、モデルの初期位置設定が全画面モードに移行し、右上のボタンを押すともとに戻ります。

グリッドボタン

プレビュー画面にグリッドが表示されます。

a. モデルの位置を数値で入力して設定

X左に移動右に移動
Y下に移動上に移動
Z拡大縮小

b. モデルの位置をマウスを使って視覚的に設定

プレビュー画面に表示されているモデルをマウスで操作することにより視覚的に初期位置を設定できます。

マウス操作挙動
マウス中ボタン
+ドラッグ
上下左右移動
スクロール拡大縮小
マウス左右ボタン同時
+ドラッグ
拡大縮小

2.モデル情報を登録します。

FaceRigのアバターギャラリーで表示されるモデル情報を設定します。

1. モデルの名前を設定します。

デフォルトではモデル名が入力されています。

2. モデルのアイコンを設定します。

  • 事前にアイコンに使用する画像をご用意ください。

    ・拡張子「PNG」
    ・正方形サイズ

1. ピンクの枠線内に画像をドロップするか、クリックして画像を選択します。

2. 設定された画像は枠線内に表示されます。

※設定された状態でも同じ作業を繰り返すことで再設定可能です。

3. モデルの説明文を設定します。

FaceRigで表示される説明文を設定できます。改行は自動で<br>に置き換えられます。

  • 特殊記号(’や<)はそのままcfgに出力されますが、FaceRig上で表示されない可能性があります。

step 5. FaceRigへモデル登録

1. FaceRigへモデル登録を押下します。

※Fileメニューの [モデル登録(Ctrl+R)] と同じ機能です。

step 1.でLive2Dモデルが正常に読み込まれていれば、どのタイミングでもFaceRigへモデル登録が可能です。

2. 設定中のLive2Dモデル内に、有効なFaceRig用の「cfgファイル」が存在する場合に既存の「cfgファイル」を利用するか、にじマネで設定した内容を元に新たに「cfgファイルを作成するか」選択メッセージが表示されます。

はい : にじマネで設定した内容を「cfgファイル」に出力して利用
いいえ: Live2Dモデル内に同梱の「cfgファイル」を複製して利用

3. FaceRigのモデル保存先が開きますので、ファイルの内容をご確認ください。

  • フォルダ名はモデル選択時に選択した「*.model3.json」の「*」に該当する文字列で作成されます。
    上記の画像の場合、「haru.model3.json」の「haru」でフォルダが作成されます。
    また、FaceRig用の設定は、ファイル名「cc_haru.cfg」となります。

FaceRigで確認をする

1. Fileメニューの [FaceRig起動(Ctrl+F)] を押します。

  • ここからはFaceRigの画面となりますので、キャプチャ画像と画面が異なる場合がございます。予めご了承ください。

steamのupdateが走ったり、steamへのログイン画面が表示される場合がございますので、画面の指示に従ってください。

2. FaceRigが起動しましたら、「LAUNCH」を押下します。

3. LAUNCHが開きます。

4.「アドバンスUI」に変更します。

5.「アバター」を開きます。

6. 「Workshop and Custom Avatars」に、先ほど設定したモデルが表示されているかご確認ください。

  • 一覧に表示されるアイコンは、「*.model3.json」の「*」に該当する文字列を元に読み込まれます。
    「haru.model3.json」の場合、「ico_haru.png」という静止画ファイルが存在する場合、FaceRig一覧のアイコン画像として表示されます。存在しない場合は「?」というアイコンになります。
  • モデル名がCommonファイルと同じものの場合、FaceRigの一覧に正常に表示されない場合がございます。
    <FaceRigのフォルダ>\Mod\VP\PC_Common\Objects 内のフォルダ名と同じフォルダ名にならないようにご注意ください。

ダウンロード

早速ダウンロードして、お手元のLive2DモデルをFaceRigに設定をしてみよう!

お手元にFaceRig対応のLive2Dモデルがないという方は、nizimaでお気に入りのモデルを探してみてね!